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男子部での学び

生徒会活動

南山高等学校・中学校男子部 生徒自治会

生徒会(生徒自治会)は、学校生活における生徒たち自身によるルールの制定と自主的な活動を実践することを目的としています。生徒自治会は二期制で4月と10月の選挙で選出される会長と副会長、ホームルームの運営を担う議員、部門別の活動機関である常任委員会などによって構成されます。立候補する生徒はとても多く、会長・副会長選挙では複数の候補者による立会演説会が行われます。

学校生活が生徒にとって過ごしやすくなるよう、生徒たちは積極的に参加・活動していますが、南山男子部の大きな特長となっている「私服通学」は、こうした自主の気風から誕生しました。南山男子部では1994年に生徒自治会のメンバーが中心となって「制服の自由化」を求める要望がまとめられ、各クラスの生徒たちや教師たち、生徒と教師の議論が重ねられました。この議論は南山の教育のあるべき姿にまで及びましたが、最終的にそれを認めるに至ったのは、当時の教師たちの「教育の根底は互いの信頼関係だ。私たちは子どもたちを信頼していこう」という判断でした。当時の生徒たちは「私服許可もだが、ぼくたちを信頼してくれることに驚いた。南山男子部の何たるかが分かって感動した」と言っていました。『教師は生徒を信頼し、これに応える南山生』。この伝統は今でも生きています。

文化祭実行委員会

文化祭実行委員会は2015年度より設置された文化祭の企画運営を担う委員会です。当時の生徒自治会が「生徒たちが活躍する文化祭をもっと盛り上げたい。そのために文化祭の運営を専門とする委員会を立ち上げたい」と要望したことから始まり、文化祭の実施にあたって全生徒の中心となり計画を遂行することを目的とした、独立した委員会として設立されました。

南山男子部の文化祭「飛翔祭」は生徒たちが主体的に展示企画を決めて準備に取り組み、その成果を発表する一大イベントです。生徒たちはクラスや部活で話し合いを重ね、意欲や意見の違いを乗り越えて展示企画を創り上げていくことで、創造性・計画性・自制心・協調性・忍耐力・コミュニケーション能力といった数字で測定できない個人の特性を磨き上げていきます。そして、飛翔祭全体の企画・運営という重責を担うのが文化祭実行委員会です。任期1年の文化祭実行委員長・副委員長は前年度11月の選挙によって選出されますが、毎年多くの生徒が立候補します。

実行委員会が支える南山男子部最大の学校行事-文化祭(飛翔祭)-

文化祭実行委員会は実行委員長と副委員長、および彼らによって選任された展示、情報(広報)、模擬店、物販、舞台、有志演奏、受付・案内、装飾各パートのリーダーで構成され、飛翔祭全体のルールやタイムスケジュールの策定、各展示の管理、実行委員会独自のイベントの企画・運営を行います。

文化祭実行委員会の委員長と副委員長は文化祭全体のテーマと広報活動の方針を決定します。準備期間中は全体のスケジュールを管理し、各パートを統括して進捗状況をチェックするとともに各パートを補佐し、当日は全体の様子を見つつ、イレギュラーな問題等に対処します。また、前日祭や閉会式の司会進行も担当します。各パートリーダーは、中学1年生~高校2年生の中から志願してくれたスタッフたちと協力し、ぞれぞれの専門分野で文化祭の運営を支えます。実行委員会のメンバーはリーダーシップ、協調性、自制心など様々な能力を要求されますが、飛翔祭という南山男子部最大のイベントの企画・運営を通じて、大きく成長していきます。

飛翔祭