
創立と沿革
南山学園は、昭和7年、カトリック神言修道会神父ヨゼフ・ライネルス博士により、八事の風致地区にミッションスクールの旧制南山中学校が設立されたことから始まります。
1947年に新制南山中学校(男子部)、翌年に新制南山高等学校(男子部)が設立されました。その後、地域の国際化による要請から1981年には中学校国際部、1982年には高等学校国際部が設置され、1993年に設立された南山国際高等学校・南山国際中学校(2023年3月閉校)に発展しました。
1909年8月 | 南山学園創立者ライネルス神父来日 |
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1932年1月 | 名古屋の地に旧制南山中学校設立 初代理事長および校長にヨゼフ・ライネルス神父就任 |
1947年4月 | 学制改革により新制南山中学校(男子部)設立 |
1947年9月 | 中学校増改築校舎完成(西校舎 現在の南山大学附属小学校の場所) 学園創立15周年記念式典 |
1948年4月 | 学制改革により新制南山高等学校(男子部)設立 |
1948年5月 | 南山高等・中学校育友会発足 |
1950年2月 | 南山中学・高等学校友の会発足 |
1950年4月 | 校舎拡張完成(東校舎 現在の南山大学附属小学校の場所) |
1953年11月 | 高等部・ 中学部に男子部・女子部共用の運動場を開設 |
1963年1月 | 高等学校 北校舎完成 |
1964年9月 | 中学校 南校舎(現ライネルス記念館)に移転 |
1972年5月 | 体育館・プール・クラブ室完成 |
1977年6月 | 中学校新校舎完成 |
1981年4月 | 中学校に国際部設置 |
1982年4月 | 高等学校に国際部設置 |
1982年10月 | 学園創立50周年記念式典 |
1983年10月 | チャペル・大教室増改築完成 |
1993年3月 | 国際部廃止 南山国際高等・中学校設置認可(設置地 豊田市亀首町) |
1994年10月 | 家庭科教室棟完成 |
2007年11月 | 学園創立75周年記念式典 |
2016年3月 | 新校舎I期工事完了(南校舎・東校舎竣工) |
2017年3月 | 新校舎Ⅱ期工事完了・竣工祝別式実施(体育館・北校舎竣工) |
校名「南山」の由来
学校がある場所一帯の山林地が「南山(みなみやま)」と呼ばれていたので、創立者はそれをとって学校名としました。南山を「なんざん」と読むようになったのは、響きがよいこともありますが、「なんざん」という言葉の持つ意義に、学校の将来に対する希望と願いをかけたからです。
その言葉の持つ意義とは、「持久、堅固、不動」であり、古くからの中国の故事が影響しています。中国の広大な土地に東西に横たわる祁連(きれん)山脈を別名「南山山脈」といい、さらにそれに連なる秦嶺山脈は「終南山」と呼ばれ、その雄大さ泰然とした堅固さは古くから書物に書かれ、詩にうたわれてきました。
この学校がこれから永く、キリスト教を基盤とした教育を施し、この地域に必要な学校となるように、と創立者が思いを込めた校名が「南山(なんざん)」なのです。
歴代校長
1932年1月、南山学園創立者であるヨゼフ・ライネルス神父が初代校長に就任され、2023年4月現在、17代校長として赤尾道夫神父が就任されました。
初代校長 | ヨゼフ・ライネルス 神父 |
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第2代校長 | 高山 孫三郎 神父 |
第3代校長 | 野山 忠幹 神父 |
第4代校長 | 牧野 房夫 神父 |
第5代校長 | アロイジオ・パッヘ 神父 |
第6代校長 | ヨハネス・ポンセレット 神父 |
第7代校長 | アルベルト・ボルド 神父 |
第8代校長 | チャールズ・バルタ 神父 |
第9代校長 | フーベルト・フラッテン 神父 |
第10代校長 | 会沢 俊三 神父 |
第11代校長 | フランツ・トルッケンブロード 神父 |
第12代校長 | ヨハネス・シューベルト 神父 |
第13代校長 | 谷川 義美 神父 |
第14代校長 | 深堀 進 神父 |
第15代校長 | 西 経一 神父 |
第16代校長 | ヨセフ・ブルーノ・ダシオン 神父 |
第17代校長 | 赤尾 道夫 神父 |